ろ過装置選定

浴槽容量及びプール容量によってのろ過選定基準

浴槽容量及びプール容量によってのろ過選定基準(フロー図):浴槽は標準2~3ターン/h、プールは標準6~8ターン/日で選定します

積層ろ過装置選定表

型式SPF-3SPF-4SPF-6SPF-8SPF-9SPF-10
処理能力(m3/h) 1~33~66~1212~2121~3535~48
浴槽容量(m3
2ターン/h
1.53610.517.524
手動三方弁型
積層ろ過装置
SPF-3SSPF-4SSPF-6SSPF-8SSPF-9SSPF-10S
全自動積層ろ過装置SPF-3S5ASPF-4S5ASPF-6S5ASPF-8S5ASPF-9S5ASPF-10S5A
全自動温度調節付
積層ろ過装置
SPF-3S5ANSPF-4S5ANSPF-6S5ANSPF-8S5ANSPF-9S5ANSPF-10S5AN
全自動温度・水位調節付
積層ろ過装置
SPF-3S5ANTSPF-4S5ANTSPF-6S5ANTSPF-8S5ANTSPF-9S5ANTSPF-10S5ANT
自動残留塩素濃度制御装置付
高性能循環ろ過装置
SPF-3S5ANTCSPF-4S5ANTCSPF-6S5ANTCSPF-8S5ANTCSPF-9S5ANTCSPF-10S5ANTC

大型積層ろ過装置選定表

型式SPK-120SPK-140SPK-160SPK-190SPK-220
処理能力(m3/h)557090130170
浴槽容量(m3
2ターン/h
22.535456585
プール容量(m3
6ターン/日
180240320440600
手動五方弁型積層ろ過装置SPK-120SSPK-140SSPK-160SSPK-190SSPK-220S
全自動積層ろ過装置SPK-120S5ASPK-140S5ASPK-160S5ASPK-190S5ASPK-220S5A

カートリッジろ過装置選定表

型式SPF-3CSPF-4CSPF-6CSPF-8CSPF-10C
処理能力(m3/h)510213690
プール容量(m3
6ターン/日
204084144360

ろ過装置の基本計算

Φ面積 →Φ2×0.785
能力(m3/h) →面積(m2)×流速(m/h)
LV値 流速(m/h) →能力(m3/h)÷面積(m2
SV値 流量ろ過材 →能力(m3/h)÷ろ過材量(m3
ろ過面積(m2 →能力(m3/h)÷流速(m/h)

ろ過装置の能力選定について:浴槽

◇浴槽

ろ過器のろ過能力は厚生労働省指針<公衆浴場における衛生等管理要領><旅館業における衛生等管理要領>にて「1時間当たり浴槽の容量以上のろ過能力を有する。」とされている。

入浴者数のピーク変動に対応するためには1時間当たり浴槽容量の2倍以上が望ましいとされている。


空気調和・衛生工学会 給排水衛生設備設計篇 第13版
4給排水衛生設備設計篇 第7編 給排水衛生特殊設備 第5章 P540より抜粋


参考資料 厚生労働省指針
「公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について」(別添2、別添3)



◇計算方法

◇循環湯量の算定 Vc(L/h)
  Vc=Q4 × 1/T4 - Vs

ここに  Q4:  浴槽容量(L)
・Vs:  補給水量(Vs=N×Q5) (L/h)
 N:時間当り入浴人員(人/h)(=入浴対象人員/浴場利用時間)
 Q5:1人当たり補給水量(L/h)(≒10)
・T4:  1ターンに必要な時間 (h)(≦0.5とする)

社団法人公共建築協会:建築設備設計基準・同要領 平成10年度版 第5編 給排水衛生設備
第3章 給湯設備 第7節 循環ろ過装置P494より抜粋


◇ろ過能力
 <浴槽> ろ過能力(m/h)=浴槽の水量(m)× ターン数



(計算例)浴槽容量が2mの場合


浴槽容量:2000L  浴槽面積:3.3m
1人あたりの必要面積:1.2m
3.3÷1.2≒2.75  必要人数:2人(10分あたり)
1時間あたりの入浴者数 12人

◇循環湯量の算定

  Q4:  2000(L)
Vs:  120(L/h)= N(12人/h) × Q5(10L/h)
T4:  0.5(h)
Vc:  3880(L/h)= Q4(2000L)× 1/T4(0.5h)- Vs(120L/h)

 循環湯量は、3880(L/h)必要となる。

 よって1時間あたり約 4m/h 処理するろ過装置を選定する。


◇ろ過能力
4(m3/h)= 2m3 × 2ターン

ろ過装置の能力選定について:プール

◇プール

ろ過器のろ過能力は厚生労働省指針<遊泳用プールの衛生基準について>にて「計画遊泳者数、用途等に応じて決定し、1時間につきプール本体の水の容量に循環水量を加えた全容量の6分の1以上を処理する能力を有すること。また、夜間、浄化設備を停止するプールにあっては、1時間につき4分の1以上を処理する能力を有すること。」とされている。

実際の選定においては、水質・遊泳者数・規模・目的・管理条件などを検討し決定することが大切である。

ろ過装置のろ過速度は一般的に砂ろ過では25~45m/h、カートリッジろ過では4~6m/hで設計されている。


空気調和・衛生工学会 給排水衛生設備設計篇 第13版
4給排水衛生設備設計篇 第7編 給排水衛生特殊設備 第4章 P514より抜粋


参考資料 厚生労働省指針
「遊泳用プールの衛生基準について」



◇計算方法:砂ろ過式タイプの場合

◇循環水量の算定
   N=24×Q/V

ここに  N: ターンオーバー(6ターン/1日)
 Q: 循環水量(m/h)
 V: プールの水量(m

空気調和・衛生工学会 給排水衛生設備設計篇 第13版
4給排水衛生設備設計篇 第7編 給排水衛生特殊設備 第4章P509より抜粋


◇ろ過能力
 <プール> ろ過能力(m/h)=プールの水量(m)× ターン数 ÷ 運転時間(h)



(計算例)25mプール(300m)の場合


◇循環水量の算定

 
  N:  6(ターン)
V:  300(m/h)
Q:  N(6ターン)= 24 × Q(m/h)/V(300m
 Q=75(m/h)

 循環水量は、75(m/h)必要となる。

 よって1時間あたり約 75m/h 処理するろ過装置を選定する。


◇ろ過能力
75(m3/h)= 300m3 × (6ターン) ÷ 24(h)



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